- 2020年2月22日
- 初級者向け
- コース:中央本線茅野駅→(バス1時間)→石臼台別荘地バス停→(徒歩40分)→蓼科山登山口→(徒歩1時間35分)→蓼科山→(徒歩1時間20分)→蓼科山登山口→(徒歩40分)→石臼台別荘地バス停→(バス1時間)→中央本線茅野駅
- 蓼科山登山口標高:1,723m
- 蓼科山標高:2,530m
- 獲得標高:2,530m – 1,723m = 807m
- 登頂時間:1時間35分
- 下山時間:1時間20分
アクセス方法
中央本線茅野駅までは中央線特急あずさで、茅野駅からはバスで行けます。
ただ、茅野駅から女乃神茶屋登山口までの直通バスは、夏の間は運行していますが、冬季は運休になっています。
そのため、北八ヶ岳ロープウェイ線で途中の石臼台別荘地バス停まで行って、そこから女乃神茶屋登山口まで歩いていきました。
石臼台別荘地バス停から女乃神茶屋登山口まで、徒歩で40分ほどかかります。この区間も登山の一部だと思えば、気が楽になります。
アルピコ交通株式会社:https://www.alpico.co.jp/traffic/local/suwa/
女乃神茶屋登山口から蓼科山へ

登り始めてから15分ほどは、普通の登山道と何も変わりません。ちょっと雪が残っているところもありますが、全然気になりませんでした。

そこから積雪が表れます。アイゼンを持っていたのですが、結構面倒くさがり屋でアイゼンを付けないで行けるところまで行こうと思いました。
結局そのまま山頂まで行っちゃいましたけど、気をつければ転ぶこともなかったです。でも、絶対アイゼンを付けたほうが楽だと思うので、真似はしないでください。

特にアクシデントもなく頂上付近まで登れましたが、標高2,400mを超えたあたりから急に風が非常に強くなっていました。山頂に行くほど強くなって、山頂付近では今にも飛ばされそうな強い風が吹いていました。

山頂付近は岩に覆われ、一旦蓼科山頂ヒュッテまで行ってから折返して山頂に向かうのですが、吹雪が強すぎて一苦労でした。
ただ風が強いだけならいいですが、吹雪で飛んでくる雪がもはや雪ではなく氷の嵐になっていて、顔が痛くて風に向かって立つことすらできなかったです。
登山装備をちゃんと用意しないで、こんな山に行った自分が悪いのですが、到底このまま風に向かって歩くことは無理でした。
結局フェイスタオルを顔に当てて、サングラスを掛けてなんとか山頂まで行きましたが、写真1枚を取るのが精一杯でした。
しかも写真を撮っている間手袋を外したら、一瞬で手が凍ってきて秒で下りることにしました。
蓼科山から女乃神茶屋登山口へ
下りる時は向かい風になっていたので、相当大変でした。
というのもフェイスタオルが少しでもずれると吹雪が当たるので、顔が痛くて前を向くことができません。前を向かないとコースが見えないので、進むことができません。
サングラスにも雪が当たり曇っているので、前を向いたとしてもはっきり見えません。結局、痛みを我慢してサングラスを少し上げてルートを確認しては進み、また確認しては進むの繰り返しでした。
何回かルートから外れそうになりながら(外れると足が落ちるので分かるのですが)、標識に沿って戻ってきました。
一応ルートには棒が立っていて、更に岩場に鎖が付いていたので、なんとかルートが分かるようになっていました。
山頂から標高数十メートルのところまで来たら、ようやく風が収まってきました。暴風が吹いているのは山頂だけでした。
下山道では雪がこんこんと降っていました。こんなに雪が降っている様子を久々に見たので、気持ちよかったです。

登山口まで戻ってきたら、女乃神茶屋がすっぽり雪をかぶっていました。

女乃神茶屋登山口から石臼台別荘地へ
また、バスのところまで40分ほど歩くことにしました。雪が振り始めたことで、車がみんなノロノロ運転でした。
ここは車道の脇に歩道もなく、歩くことは想定されていない道路でした。
雪が降っている中、こんな道路の脇を一人でトボトボ歩いている時、後ろ姿には何が映っていたのでしょうか。心配だったのか、隣を通り過ぎていた車一台が止まってくれて、「大丈夫ですか」と声をかけてくれたのは、すっごい嬉しかったです。
結局、石臼台別荘地バス停まで来ても次のバスまで1時間ほどあったので、北八ヶ岳ロープウェイまで歩いて行くことにしました。どうせ雪が降っていて、雪宿りできるところもないから、始発のところまで行ったほうがいいかなと思ったからです。
ただ、北八ヶ岳ロープウェイまで距離はそこまで遠くないですが、急な上り坂が続いていて、歩くのがしんどかったです。予想以上に40分くらいかかっていました。
反省点
いきなり本格的な雪山デビューになってしまいました。
装備の準備をせず勢いで登った雪山でしたので、かなり辛い思いをしました。今回あったら助かったものとすると
- ゴーグル
- バラクラバ
があります。暴風域に入る時は、これは必須といっても過言ではないでしょう。
ヤマップをはじめました
この登山ブログは、自身の登山を履歴として残すためのものです。しかし、登山ルートや細かいタイムなどを表現するのは非常に難しく、この度Yamapを始めることになりました。
Yamapだと、登山ルート・距離・所要時間などを細かく記録できるので非常にいいなと思いました。
今回の登山はYamapにも投稿していますので、ぜひ合わせて御覧ください。