• 2020年8月8日〜2020年8月9日
  • 中上級者向け
  • コース:西沢渓谷入口→(徳ちゃん新道徒歩5時間20分)→甲武信小屋→(徒歩15分)→甲武信ヶ岳→(徒歩15分)→甲武信小屋→(徒歩4時間)→雁坂峠→(徒歩4時間)→道の駅みとみ
  • 西沢渓谷標高:1,104m
  • 木賊山(とくさやま)標高:2,469m
  • 甲武信ヶ岳標高:2,475m
  • 獲得標高:2,475m – 1,104m = 1,371m
  • 登頂時間:5時間35分
  • 下山時間:8時間(縦走含む)

アクセス方法

東京から電車とバスで行くことにしました。

新宿で特急あずさに乗ったら、1時間20分ほどで塩山駅に着くので、アクセスは抜群です。

中央線快速と中央本線の各駅停車に乗ったら、塩山駅でのバスとの連絡に無駄な待ち時間が発生するので、特急に乗ることをおすすめします。

コンビニはあるの?

改札を出てすぐのところに、小さな売店があります。

食べ物はここで購入すると良いでしょう。

駅ナカの売店なので、Suicaが使えて便利です。

水は、バスを降りた後でも買えますので、ここで買わなくていいです。

塩山駅から西沢渓谷入口へ

塩山駅で西沢渓谷線に乗れば、西沢渓谷入口まで行けます。

バスで1時間ほどの道のりです。

朝の時間実質バスが2本しかない(8時30分、9時5分)ので、どちらかに乗ることになります。

この2本を逃した場合は、その日の登山はやめたほうがいいと思ってください。

西沢渓谷入り口に自動販売機があるので、水はバスを下りてからでも買えます。

西沢渓谷入口から甲武信小屋へ

甲武信ヶ岳へのルートは、徳ちゃん新道と近丸新道の2つのルートがあります。

しかし当日は、近丸新道が通行止めになっていて、徳ちゃん新道の一択でした。

徳ちゃん新道への入り口まで30分ほど平坦な道が続きます。

ただ一旦徳ちゃん新道に入ったら、甲武信ヶ岳手前の木賊山までずっと急登が続きます。

木賊山の標高も甲武信ヶ岳とあまり変わらない2,469mですが、標高差1,300mをひたすら登ることになります。

これまで沢山の山々を登ってきましたが、その中でも類のない急登でした。

木賊山まで登ったら甲武信小屋まで下ることになります。

下る途中甲武信ヶ岳が見えるので、ゴールがまもないことと、大変な登りが終わったことからかなり元気がでてきました。

甲武信小屋

かなり広い小屋でした。一階が食堂、トイレです。山小屋のトイレとしては個室が4, 5個と多いうえ、わりときれいなトイレで安心して用を足すことができます。

二階が寝室です。大きな部屋が2つあって、それぞれに30名ほどずつゆったり泊まれるようになっています。

庭にはテーブルもあって、景色を眺めながら外で食事を取ることも可能です。

宿泊料は下記のとおりでした。

  • 素泊まり¥5,500
  • 一泊二食付き¥8,500
  • 一泊三食付き¥8,500
  • テント一人あたり¥1,000

その他、アルコールや食べ物、飲み物、水も販売しています。

コロナが流行っている時期だったので、宿泊客を制限したり、食事もフィジカルディスタンスを取って2つのグループに分けたりして、色々工夫していました。

甲武信小屋から甲武信ヶ岳へ

荷物は小屋に降ろして、カメラだけ持って山頂に向かいました。

山頂は広いうえ眺めも良かったので、沢山のグループがいて賑わっていました。

中には金峰山から縦走で甲武信ヶ岳まで来たグループもいて、話を聞いているだけでも見識が広がりました。

標高2,000mを超える高さでしたが、真夏だったので意外と暖かくて、しばらく日焼けして30分ほどくつろいでから小屋に戻りました。

甲武信小屋から道の駅みとみへ

甲武信小屋で一泊してから、翌日6時20分に雁坂峠に向かって出発しました。

雁坂峠までの距離はそれほど遠くないですが、少しアップダウンのある道が続きます。

前日の疲れが残っている状況での縦走だったので、ちょっとした坂でも足がプルプルしていて、相当遠く感じました。

途中何回か足首を捻ってしまいそうな場面がありましたが、運良く怪我することはなかったです。

山小屋泊まりやテント泊の場合は、連日山道を歩くことになるので、体力の使いすぎに気を付けないといけないですね。

雁坂峠まで来たら、後はひたすら山を下りるだけです。

といいながら沢下りになります。途中沢を渡るところも何箇所かあるので、雨の後増水時には気を付けましょう。

温泉

道の駅みとみまで来たら、塩山駅行バスと山梨市駅行バスの二系統がバスが使えます。

今回は、山梨市駅まで行ってからほったらかし温泉に行くことにしました。

山梨市駅から温泉の近くのフルーツパークまでバスが通っていますが、バスを下りた後しばらく歩くことになります。

タクシーに乗った場合は、片道2,400円ほどで行くことができます。

空気が澄んでいる時は、温泉に浸かって富士山が見れるので、かなり贅沢です。

ちなみに、空気が澄んでいる時期は、秋だそうです。

感想

これまで登山といったら、基本日帰りでした。

日帰りだと行ける山は大体決まっていて、日帰り範囲を超える山にはなかなか行けませんでした。

今回初めて山小屋に泊まってみましたが、思ったよりハードルが低かったです。

山小屋を活用すればこれまで諦めていた山々にも登れるようになります。

これで行動範囲が大分広がることになるので、もっと気軽に山小屋を活用しようと思います。

また、山の縦走も組み合わせると、もっと効率よく沢山の山に登れるので、チャレンジしてみたいと思います。

関連サイト

当日の登山ルートやタイムは、Yamapでご確認ください。

https://yamap.com/activities/7201961

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